年賀状


美しい胡蝶蘭に「頭(ず)が高い!!控えおれ」と怒られているような
写真ですが、今年もめげず、臆せず、開き直って参りたいと思います。
今や、世界に冠たる加工大国として、勇名を馳せている我が国ですが
過去には、英国の美術家に有難くないお言葉も頂戴しておりまして(泣)
「あらゆるものがあるが、でも日本そのものがない。世界で最も反日な
人種は日本人ではないか」 バーナード・リーチ(1887~1979)
毎年、年初になりますと、明治初頭の「廃仏毀釈」(はいぶつきしゃく)
日本人の手で日本の仏教寺院や美術を破壊するという、日本史の汚点を
はじめ、旧大名の没落などに伴い、どれほどの貴重な日本美術が苛酷な
扱いを受けたであろうことを思わずにはいられません。がしかし、他方
古美術を保護し、後世に残すことを実践し、日本美術の思想や価値観を
世界に伝え、日本美術を愛する外国人と共に多くの芸術家を育てられた
東京芸術学校(現東京芸術大学の校長岡倉天心先生(1863~1913)
と東洋美術史家アーネスト・フェノロサ氏(1853~1908)が共に
手を携え、聖徳太子信仰の聖地、法隆寺「夢殿」の開扉に挑まれた瞬間
こそ、我が個人史的、日本美術史の永遠のクライマックスであります。
東洋の精神的美と、西洋の物質的科学心の進歩を統合するという、東西
の霊性の融合こそ人類の夢と申せましょう。余福に預かりまして?私が
近来、最も感銘を受けましたのは、富士通のタブレットの画面の美しさ
でした。長年にわたる使用デバイスが、富士通製タブレットFシリーズ
でなければ、こんにちの状態はあり得ず、先日、拙ブログをパソコンで
閲覧、同じ絵とは信じられずその色彩に発する言葉もありませんでした。
その富士通製品のお仕事に、日夜従事しておられるドコモの精鋭部隊の
皆様。黙示録の騎士のごとき鋭さでふるわれた聖剣のみごとさは、長く
忘れることはございません。誠にありがとうございました。最後になり
ましたが、ブログ「ピンからキリまで」様。ご訪問、どうもありがとう
ございます。プロ級のカメラ技術にまず感嘆、その表現手法が映画監督
そのものの感性ですので、将来、ぜひ動画の方も楽しみにしております。
ブログ「Etude」様。エキゾチックでエレガントな画面を前出の富士通
のタブレットで拝見しますと、その醇美のオーラは信じられないほど。
どうぞ一日でも長くお続け下さいますよう。今年も素晴らしいお年に
なりますよう心からお祈りしております。ありがとうございました。
